ヘルメット選びに悩んだ経験ありませんか?サイズ表を見て買ったのに、なぜかきつかったり、逆にゆるかったり。走っている途中に違和感が出て、集中力が落ちてしまう……そんなストレスを感じたことのあるライダーは少なくありません。
特に長時間のツーリングやスポーツ走行では、わずかなズレが大きな疲労につながることも。そんな悩みを解決してくれるのが、ナップスの一部店舗で受けられる「ナップスイージーフィッティングサービス」。プロのスタッフが、あなたの頭にぴったり合うようヘルメット内部を微調整してくれる、まさに“バイク用ヘルメットの仕立て屋”のようなサービスです。
今回はナップス足立店で、実際にイージーフィッティングサービスを体験してきたのでレポートします!
ナップス足立店では様々なヘルメットを豊富に展示販売中です。
ヘルメット選び、なぜフィット感が重要?
ヘルメットは、安全のための最重要ギアですが、「フィット感」について真剣に考える人は意外と少ないものです。
実際、人の頭の形は“球体”ではなく、横に広い人、縦に長い人など千差万別。市販されているヘルメットは「S・M・L」などのサイズ分けはされていますが、内部形状までは細かく調整されていないことがほとんどです。
フィットしていないヘルメットを被っていると、首や肩に余計な負担がかかり、ライディング中に疲れやすくなります。また、転倒時にヘルメットがズレたり脱げたりするリスクも。
つまり、サイズが合っていないと快適性だけでなく、安全性まで損なわれるのです。まさに「合うヘルメットは命を守る」――フィット感にこだわることは、快適さと安全の両方を高めるための第一歩なのです。
「ナップス イージーフィッティングサービス」とは?

「ヘルメットを試着したときはちょうど良いと思ったのに、実際に走るとなんだかしっくりこない…」そんな経験をお持ちの方にこそおすすめしたいのが、ナップスのイージーフィッティングサービスです。
このサービスは、専用のパッドを使ってヘルメット内装の厚みを細かく調整し、使用される方の頭の形に合わせて“ちょうど良い”フィット感を作り出すもの。
SHOEIやAraiなどの一部メーカーでは純正のフィッティングサービスが用意されていますが、それが設定されていないブランドのヘルメットにもイージーフィッティングサービスなら対応できます。
例えば、海外製の人気ブランドやリーズナブルなモデルなども対象。購入の際に「形が合うか少し不安…」という方も、スタッフによる微調整で快適に使えるようになります。
サービスはナップスの対象店舗で受け付けており、店頭のヘルメットコーナーで対応可能。専門スタッフが頭部の形状を確認しながら、パッドの配置や圧迫感のバランスを丁寧に調整してくれます。
施工時間はおおよそ15~20分。気になる部分を相談しながら、納得のいくフィット感に仕上げていくスタイルです。
イージーフィッティングサービス施工の流れと料金
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イージーフィッティング 施行の流れ
ヘルメット イージーフィッティングサービスの内容は以下になります。
①お客様の頭を測定して頭部形状・サイズを確認します。
②ご希望のヘルメットを装着した際の、お客様の頭とのフィッティング状況を確認します。
③ご希望のヘルメット内装に即した形状へ、専用スポンジを加工します。
④加工した専用スポンジを試着して、再度ヘルメットを被った状態でフィッティングを確認します。
問題がなければ、定位置に加工したスポンジを貼り付けます。
※ヘルメットの構造や状態によっては、イージーフィッティングの施行が承れない場合がございます。
※頭長部・周長まわりの調整のみとなります。
イージーフィッティング施行料金
ヘルメット イージーフィッティングサービスの施行料金は以下になります。
【ナップスでヘルメットをご購入いただいた場合】
1,000円(税込)
【他店にて購入されたヘルメットの場合】
3,300円(税込)
※購入後、1カ月以内を対象とさせていただきます。
※ナップスオンラインストアも対象に含みます。
※購入時のレシートが伝票番号が分かるものをご提示ください。
ナップス足立店でイージーフィッティングサービスを使ってみた!
今回フィッティングを行ってくれたのは、ナップス足立店のヘルメット担当加藤さん。
持ち込んだ「株式会社山城」のフルフェイスヘルメット「YH-002」を調整してもらいます。
ナップス足立店でフィッティングサービスを担当する加藤さん。ヘルメット調整のプロフェッショナルです。
「山城 YH-002」はM/L/XLの3サイズ展開ですが、今回お願いするのはMサイズ。調整前に被ってみた感じだと特に違和感はありませんが……。
まずは内装と頭の形のチェックから
ナップス加藤さん
まずは内装を取り外して調整可能か確認します。
最近のヘルメットのほとんどは、内装を取り外せるのであまり問題ありませんが、構造によってはサービスを提供できない場合もあるので注意してください。
このヘルメットはバッチリ調整可能ですね!
内装を取り外しできればほとんどのヘルメットで調整が可能ナップス加藤さん
頭の形は横幅が細めで後ろが長めのタイプですね。
外国人の頭の形に近いので、アジアンフィットの内装だと隙間も多くなるタイプだと思います。
実際に被ってチェックして行きましょう!
ヘルメットを被った状態でフィッティングをチェック
ナップス加藤さん
まずはヘルメットを被って頭の後ろで軽く手を組んでください。
この少し頭が前傾するポーズがサイズ感を確認するときのポイントです。
ヘルメットの内装の隙間(おでことこめかみ)に指を差し込み、どれくらいの余裕があるかチェックさせてもらいますね。
おでことヘルメットの隙間の間隔をチェックする加藤さん
こめかみ部分の隙間も同様にチェックします。ナップス加藤さん
おでこは指がすっぽり入ってしまうので、前後の隙間が大きすぎる状態ですね。
これだと風圧やライダーの動きで、ヘルメットがズレてしまって疲労感などにつながります。
あとは頭頂部も隙間が大きすぎて、ヘルメットの被りが深くなりすぎています。
逆にこめかみ(側頭部)は内装がしっかりフィットしてるので問題ありません。
今回のヘルメットだと前後と上下(おでこ、後頭部、頭頂部)に余裕があるので、その部分に調整スポンジを張り付けて調整しましょう!
調整に使うスポンジ
位置を確認して仮止めします。おもむろにハサミで調整用のスポンジをカットする加藤さん。
なぜ、スポンジをカットするんですか?
ナップス加藤さん
スポンジの角が当たると被ったときの違和感に繋がるのでカットしてます。
この少しの手間が被り心地に影響するんですよ。
スポンジの角を丁寧にトリミングしてくれる。さすがはプロ!
今回は調整用スポンジを2枚重ねて装着。ナップス加藤さん
スポンジを仮止めしてみたので被ってみてください。
ゆるかったり、きつすぎたりしたらさらに調整します。
イージーフィッティングサービス施工後のヘルメットのかぶり心地は?

調整後のヘルメットを被ってびっくり!
調整前に被ったときは分からなかったのですが、内装が全体的にフィットして頭全体を包み込む感覚になりました。
また、当初は頭頂部の隙間が大きかったせいで被りが深すぎた点も改善され、シールド開口部と目の位置も適正になりました。

シールド開口部の上端と眉毛の間に指一本分の隙間があるのが、適正な被り位置。これなら、ライディング中も視界を確保でき安全に走行できます。
調整してもらったヘルメット「山城 YH-002」は1万円台で買えるお買い得モデルですが、フィッティングしてもらったことで一つ上のかぶり心地になりました。
これが、持ち込みなら3,300円、ナップス購入時なら1,000円で施工してもらえるなら、利用したほうが絶対にお得だと思います!
結論!ヘルメットのフィッティングサービスは積極的に活用すべし!
Araiなど各メーカーの内装も各サイズ勢揃いフィッティングサービスを実際に体験する前は、「そんなに変わるのかな?」と思っていましたが、実際に調整してもらうとその効果に驚きました。
もちろん調整なしでも使えますが、調整して適切なフィット感を味わうと元には戻れません。それくらい調整後の着用感は良かったです。
ヘルメットはライダーの命を守る最も重要な装備です。その性能をしっかり活かすためにも、自分の頭に合わせたフィッティングはとても効果的!
次にナップスへ立ち寄る際は、ぜひ一度このサービスを体験してみてください!
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